ベイカレントの中途選考を受けた自動車エンジニアの体験談|書類免除のオファー、人事面談で聞いたPMOの実情と辞退した理由

ベイカレントの案件の内訳(戦略3割、業務改革5割、PMO2割)と、書類免除・1週間半のスピード選考

※本記事にはプロモーション(広告)が含まれています。

こんな悩みはありませんか?
  • ベイカレントの中途選考は、実際にどんな流れで進むのか知りたい
  • 「PMOばかりになる」という評判は本当なのか気になる
  • 自動車メーカーの経験が、ベイカレントでどう評価されるのか知りたい

急成長を続ける日系の総合コンサル、ベイカレント。自動車メーカーから転じる人も多く、私の周りでも、ここに移った友人が少なくありません。

私は自動車メーカーで、ADAS(先進運転支援システム)とAI自動運転の開発に携わるエンジニアです。転職活動の中で、ベイカレントからオファーをいただき、書類選考は免除のまま、人事の方との面談まで進みました。そして、悩んだ末に、その先の選考を辞退しています。

この記事では、ベイカレントの中途選考の流れと、人事面談で伺った働き方や案件の実情を、実際に選考に進んだ現役エンジニアの視点で解説し、最終的に、あなたがベイカレントを受けるべきかを判断するための材料を提示します。

先に結論
  • 選考:オファー → 書類選考は免除 → 人事面談 → Webテスト(GAB形式)→ 面接2〜3回。書類から1週間半ほどで進むスピード感
  • 組織:ワンプール制。業界の垣根なく、約7,500人の組織から案件に入る。平均年齢は32歳と若い
  • 案件:転職エージェントによれば、戦略3割・業務改革5割・PMO2割。どの役割を担うかは案件しだい
  • 年収:私の年次で転職した場合の目安は、約900万円(人事面談で伺った数字)
  • 私の結論:最初はPMO中心になりそうだと感じ、辞退した。何をしたいかがはっきりしている人ほど、入る前の確認が欠かせない

なお、ここに書くのは、私が面談で伺った内容と、転職エージェントや友人から聞いた話です。時期や配属によって変わる可能性がある点は、ご了承ください。

ベイカレントとは:急成長する日系の総合コンサル

ベイカレントは、戦略から業務改革、IT、そしてプロジェクトの推進まで、幅広く手がける日系のコンサルティングファームです。人事面談で伺った範囲でも、その勢いは数字に表れていました。

項目伺った内容
平均年齢32歳と若い
成長率20%ほど
組織ワンプール制。約7,500人の大きな組織から、業界の垣根なく案件に入る
拠点東京、名古屋、大阪
社風役員との距離が近く、スピード感がある。「物おじしないこと」が大事
ベイカレントの概要(人事面談で伺った内容。時期によって変わる可能性があります)

ワンプール制とは:部署の垣根なく、全社から案件に入る仕組み

ベイカレントの働き方を理解するうえで欠かせないのが、ワンプール制です。

ワンプール制とは、コンサルタントが特定の業界や部署に固定されず、全員が一つの大きな人材のプールに所属して、案件ごとにチームを組む仕組みのことです。多くのファームでは、自動車、金融、製造といった業界や、戦略、ITといったテーマごとに部署が分かれ、その部署の案件に入るのが一般的です。ワンプール制では、その垣根がありません。

人事面談で伺った範囲では、業界ごとの区分として「モビリティ」の領域はあるものの、約7,500人ほどの組織の中から、案件ごとに人が集まる形でした。案件によって部署が分かれているわけではない、とのことです。

部門制(業界・テーマごとに部署が分かれる)ワンプール制(ベイカレント)
所属業界やテーマごとの部署全社で一つの大きなプール
入る案件所属する部署の案件が中心案件ごとにアサインされる。自分から手を挙げることもできる
経験の幅一つの分野に絞られやすい業界やテーマを越えて広がりやすい
専門性一つの分野で深めやすい自分で意識しないと、積み上がりにくい
部門制とワンプール制の一般的な違い(ファームや時期によって異なります)

ワンプール制には、良いところと、気をつけたいところの両方があります。

  • 良いところ:業界を問わず、幅広い案件を経験できる。自分から手を挙げれば、関わりたい領域を取りに行ける
  • 気をつけたいところ:希望の業界の案件に入れるとは限らない。どの案件に入るかで、PMO的な役割になるかどうかも変わる

面談で伺った「案件を自分で勝ち取っていくのがコンサル」という言葉は、まさにこの仕組みの裏表を表しています。自動車の経験を生かしたい人は、モビリティの案件にどのくらい入れるのか、手を挙げれば希望が通りやすいのかを、選考の前に確かめておくのがおすすめです。

日系ファームであることが、そのまま武器になる

転職エージェントからは、ベイカレントの強みについても話を聞きました。国が根幹として掲げるような事業に、積極的に参画しているそうです。

特に、AIや個人情報が絡む事業は、技術の流出やセキュリティの観点から、国として外資系のファームには任せにくい面があるといいます。日系のファームであること自体が、競争力になっているわけです。業績も好調で、近年は株価も大きく上がっています(LIMOの記事)。

中途選考の流れ:書類免除で、1週間半ほどのスピード選考

私の場合、ベイカレントからのオファーは、ワンキャリア転職を通じて届きました。書類選考は免除で、そのまま人事の方との面談に進んでいます。

ステップ内容
① オファースカウト型の転職サービス(ワンキャリア転職)経由で届いた
② 書類選考私の場合は免除
③ 人事面談働き方や会社の空気について、丁寧に説明していただいた
④ WebテストGAB形式の言語と計算。約1時間と伺った
⑤ 面接2〜3回。東京本社で行うと伺った
ベイカレントの中途選考の流れ(私が伺ったとき。私は④の前に辞退)

書類から1週間半ほどで進む、スピード感のある選考だと伺いました。忙しい仕事の合間に転職活動を進める人にとっては、ありがたい速さです。ただし、私は④のWebテストの前に辞退しているので、Webテストと面接の中身は、伺った内容にとどまります。

人事面談で伺った、働き方と案件の実情

PMOになるかどうかは、案件しだい

ベイカレントについて、よく耳にするのが「PMO(プロジェクトの進行管理を支える役割)ばかりになるのでは」という声です。人事面談では、どんな役割を担うかは案件によって変わると伺いました。そのうえで印象に残ったのが、次の言葉です。

案件を自分で勝ち取っていくのが、コンサル。

ワンプール制の中で、自分から手を挙げて案件を取りに行けば、関われる領域を広げていけます。裏を返せば、待っているだけでは、望む案件が回ってくるとは限らないということでもあります。

案件の内訳は、戦略3割・業務改革5割・PMO2割

転職エージェントによると、ベイカレントの案件は、戦略が3割、業務改革が5割、PMOが2割だそうです。PMOが大半を占めるわけではありません。

一方で、自動車メーカーからベイカレントに移った友人たちからは、PMO的な立場で、雑務寄りの仕事を任されがちだという声も聞いていました。全体の内訳と、一人ひとりの実感には、ずれがあるのかもしれません。中途で入る人の経歴や、最初に入る案件によっても、見え方は変わるのだと思います。

そのほかに伺ったこと

  • 働き方:クライアント先に常駐する形と、本社での勤務がある
  • サポート:社員には通常、キャリアカウンセラーがつく
  • 実績:AIの業務への組み込みや、うまくいかなかったAIシステムの改善と運用など、幅広い事例を紹介していただいた
  • 年収:私の年次で転職した場合の目安は、約900万円

ちなみに、私の今の年収は、入社5年目で約750万円(残業代込み)です。同じ時期にいただいた日立コンサルティングの内定は約850万円でした。

私がベイカレントを辞退した理由

面談を終えて、私が感じたのは、今の私の経験に照らすと、最初に任されるのはPMOが中心になりそうだということでした。

PMOは、プロジェクトを陰で支える大切な仕事です。ただ、このとき私が求めていたのは、AIを実車に実装する開発そのものに、全体の設計や提案から関わることでした。向かいたい方角が、少し違う。そう感じて、その先の選考は辞退させていただきました。

また、「PMOとして雑務を担う仕事はやりたくない」という思いを転職エージェントに率直に伝えたところ、勧められたのが、自動車の案件を豊富に抱えるPwCなどのBig4でした。やりたくないことをはっきり言葉にすると、紹介される会社の顔ぶれが変わります。詳しくは、自動車メーカー・コンサル・総合商社の比較記事に書いています。

ベイカレントが向いている人、慎重に考えたい人

面談で伺ったことと、周りの話をもとにした、私の考えです。

特徴
向いていそうな人業界を問わず、幅広い案件を経験したい人。若い組織のスピード感が合う人。自分から手を挙げて案件を取りに行ける人。国の大きな事業に関わりたい人
慎重に考えたい人最初から、自動車の開発に深く関わりたい人。PMO的な役割を避けたい人。入社後の案件を、ある程度見通しておきたい人
ベイカレントの向き・不向き(私の考え)

ベイカレントの選考を受ける前に、確かめたいこと
  • 最初に入ることの多い案件は、どんな種類か
  • PMOの役割が中心になる可能性は、どのくらいあるか
  • モビリティや自動車の案件に、どのくらい関われそうか
  • クライアント先への常駐か、本社での勤務か
  • Webテスト(GAB形式)の対策は済んでいるか

こうした確認は、自分で人事の方に聞くだけでなく、コンサルの選考に詳しい転職エージェントを通して確かめるのがおすすめです。外からは見えにくい、配属の実情まで聞けることがあります。

よくある質問

Q. ベイカレントの中途は、書類選考が免除になる?

私の場合は、スカウト型の転職サービス経由でオファーをいただき、書類選考が免除になりました。すべての人が免除になるわけではないと思います。

Q. ベイカレントのWebテストは何?

GAB形式の言語と計算で、約1時間と伺いました。私はWebテストの前に辞退しているので、実際には受けていません。

Q. 自動車メーカーの経験は、ベイカレントで生きる?

モビリティの領域もあり、私の周りでも自動車メーカーから移った人は多くいます。ただ、ワンプール制なので、自動車の案件に入れるとは限りません。最初にどんな案件に入ることが多いのかを、事前に確かめておくのがおすすめです。

まとめ

この記事のポイント
  • ベイカレントの中途選考は、オファー経由なら書類免除もあり、1週間半ほどで進むスピード選考
  • ワンプール制で、平均年齢32歳の若い組織。国の根幹事業に強いのが、日系ファームならではの強み
  • 案件の内訳は戦略3割・業務改革5割・PMO2割。ただし、PMO寄りの仕事を任されがちだという声もある
  • 私は、最初はPMO中心になりそうだと感じて辞退した。やりたいこと、やりたくないことを先に言葉にしておく

ベイカレントは、勢いのある、魅力的な会社でした。ただ、どんなに良い会社でも、自分の向かいたい方角と合っているかは、別の問題です。選考に進む前に、その答え合わせをしておくことをおすすめします。

コンサルへの転職を考えているなら
ベイカレントや、ほかのファームの配属の実情は、コンサルの選考に詳しいエージェントに聞くのが近道です。
👉 コンサル業界のハイクラス転職に特化したエージェント(AXIS Agent・無料)
👉 20代のハイエンド転職に特化したエージェント(ASSIGN AGENT・無料)

自分にどの道が合うか迷っているなら、まずは1分の診断から。
👉 1分でわかる、自動車エンジニアのキャリア診断
👉 どの転職エージェントを使うか迷ったら(実際に使った4社の正直な比較)

私が実際に使った職務経歴書と、面接の準備は、noteで公開しています。
👉 職務経歴書の実物と、面接の答え・逆質問の準備シート(note)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です